03FAX、ナンバーポータビリティも可能で地方でも利用しやすいと評判
インターネットFAXにどのようなサービス内容を求めるのかといった条件により、選ぶ会社の選択肢が変わります。
03FAXはスマートフォン1つでインターネットFAXを利用できる手軽さを重視した、ライトユーザー向けのサービス内容です。
では、03FAXにはどのような特徴があるのでしょうか。
03FAXは手軽さを重視するライトユーザー向けのインターネットFAX
毎月送受信するFAXの枚数によりインターネットFAXサービスを自分に合ったタイプから選ぶことになりますが、03FAXはFAX受信無制限で無料という受信がメインの使い方ならばお得です。
そして、FAX送信枚数に応じて完全時間従量制料金とオプション料金を自分で判断してFAX送信条件を決めます。
送信する文書に画像がなく、毎回文字だけの文書を月に数回FAX送信する程度ならば受信メインでの使い方に特化しやすいです。
03FAXの初期費用、月額料金、送信・受信料金はオプションサービスを見比べて選ぼう
03FAXは月払い契約を行うと、初期費用5,500円、月額料金1,078円で送信料金22円/30秒・受信料金無料となります。
初回契約を年払いで行えば、初期費用割引により無料です。
FAX送信枚数が月に500枚以内ならば、使い放題500オプション1,100円/月を契約すると、送信枚数月500枚まで無料となります。
また、今まで固定電話回線で使用してきたFAX番号をそのまま03FAXで使う際には、初期費用3,300円と利用料1,100円/月を支払えば条件付きでFAX番号の引き継ぎも可能です。
03FAXで取得可能な電話番号は47種類
基本的には050番号を取得してFAX送受信を行うことになりますが、03FAXならではの特徴として全国46都市の市外局番から始まる電話番号も取得可能です。
FAX番号の取得はインターネットFAXの場合、大半が050番号となっています。
しかし、03FAXならば46都市の住所で登録することで、該当する地域の市外局番または050番号のどちらかを選択してFAX番号として使用可能です。
ポイントとなるのは、市外局番を選択できるわけではなく登録住所に対して03FAXが取得可能な市外局番に対応している場合に選択できます。
そして、全国46都市は都道府県の数とは関係ないので、全国の政令指定都市や比較的大都市が中心となります。
さらに、03FAXが取り扱っている市外局番に対応している場合に限り、同番移行初期費用と毎月の利用料を支払うことで、今まで使用してきたFAX番号を利用したまま03FAXに移行可能です。
NTT東西地域会社のアナログ回線またはISDN回線で発番した電話番号に限りポータビリティー制度を利用できるので、IP電話発番の電話番号では同番移行できません。
03FAXを使ったFAX送信方法について
03FAXには他のインターネットFAXとは異なり、スマートフォンアプリ・PCで管理画面を開くWEB経由・宅内機器を繋いでFAX機からという3つの方法があります。
スマートフォンアプリから03FAXを使ったFAX送信をする方法は、アプリで原稿を撮影して相手先FAX番号へ送信する方法が一般的です。
次に、PCから03FAXを送信する場合には、お客様メインページにログインしてクラウドFAXを開き、FAXの管理という項目から送信します。
新規作成から相手先FAX電話番号を入力して、予め作成しておいたFAX原稿をアップロード添付してから送信する流れです。
一方、03FXならではのFAX送信方法として、03FAXからレンタルする宅内機器を使いFAX機を接続してインターネット経由でFAX送信する方法があります。
安定した光ファイバー回線への接続が必要となりますが、グローバルIP接続可能なインターネット回線があれば03FAX専用の宅内機器を通して一般的なFAX機を接続できる仕組みです。
03FAXの受信は管理画面から行う
03FAXのアカウント作成時に割り当てられたFAX番号を相手に教えておけば、自動的に受信して管理画面の受信フォルダに蓄積されます。
必要に応じてPDF形式で蓄積されているファイルを選択し、印刷を行えば良いわけです。
一方、宅内機器をレンタルしている場合には、接続しているFAX機で直接受信も可能です。
宅内機器を使っている場合には、接続したFAX機に出力用紙がある限りは順次受信されます。
03FAXは一斉送信に未対応
インターネットFAXの中には一斉送信機能を搭載しているサービスが少なくありませんが、03FAXでは一斉送信に対応していません。
なぜなら、スマートフォンアプリから始まった03FAXは、基本的に既存のFAX機を使った場合と同様に1枚ずつ送信する形式だからです。
また、一回に送信可能な原稿の枚数も10枚以内に制限されているので、一度に11枚以上の送信には対応していません。
飲食店の発注や営業マンの個人利用に適している
スマートフォンアプリだけでも利用しやすい03FAXは、飲食店の発注作業をスマートフォンからでもFAXを使って行えるメリットがあります。
通勤に電車を使っている場合には、FAXで発注しなければならない注文先へのFAXのためだけに帰宅途中で気づいて店まで戻りたいとは思いません。
そこで、03FAXのスマートフォンアプリを使って、帰宅途中や自宅に到着してからでも店舗から離れた場所でFAX注文を行えるわけです。
また、常に全国を飛び回っている営業マンにとって、商談中に見積書を取得したい時に03FAXは役立ちます。
03FAXのカスタマーサポートは本当に困った時のみ利用しよう
03FAXのカスタマーサポートセンターは、平日のみ午前10:00~12:00・午後13:00~18:00という昼休みには未対応の体制で運営されています。
また、メールによる問い合わせは専用WEBフォーム経由となっており、必ずしも当日中の回答が得られるわけではありません。
そして、メールアドレスは非公開となっているので、問い合わせ内容に対して随時担当者が応対する方法で行われています。
03FAXの解約は申請から2ヶ月後の25日に行われる
他のインターネットFAXとは異なり、03FAXの解約については解約申請から2ヶ月後の締日25日に行われます。
お客様ページにログインして、サービスの解約申請を選択して解約手続きを行うと、翌々月の締日までは契約が継続します。
すぐに解約できるわけではなく、解約までにタイムラグが発生する点に注意が必要です。
なぜなら、ナンバーポータビリティに対応しているFAX番号の転出手続きを行う利用者がいるので、2ヶ月程度余裕を持たせてから解約手続きを完了させないとFAX番号が消滅してしまうからです。
03FAXのようなインターネットFAXは各社の方針によりサービス内容に違いがある
03FAXは対応している市外局番については、既にNTT東西地域会社が発番したアナログまたはISDN回線のFAX番号についてナンバーポータビリティに対応しています。
しかし、他のインターネットFAX会社の多くは、050番号のみまたは東京03といった一部の市外局番のみに対応しているものの、ナンバーポータビリティには未対応の会社が多いです。
例えば、eFAXは受信枚数の制限はなく無料で何枚でも受信可能であって、送信についても150枚/月までは基本料金内に含まれています。
一方、モバイルFAXのように初期費用無料かつ月額料金500円という利用頻度が低い利用者向けの導入コストを下げたインターネットFAXも少なくありません。
また、jFAXのように1枚10円でFAX送信可能といった時間制ではなく枚数制の送信料金体系を採用しているインターネットFAXが多いです。