FAX受信が多めならfaximoが適している?kintoneとの連携で効率化しよう
インターネットFAXを利用する際に、FAX受信枚数が送信枚数よりも大きく上回っているならば、受信枚数1,000枚が無料となるfaximoが適しています。
インターネットFAXを利用する目的がビジネスという場合にkintone環境が社内にあると、faximoとkintoneを連携させてFAX送受信を一元管理可能です。
では、faximoを使ったインターネットFAX環境は、どのような点で便利に使えるのでしょうか。
faximoは業務の効率化に役立つインターネットFAX
メールを送受信する感覚でFAXの送受信を可能にするfaximoは、月間1,000枚以内に収まる程度の受信状況で割安となるインターネットFAXです。
普段使用しているメールソフトからFAX送受信を行えるだけでなく、会社の業務でkintoneのスタンダートコースを利用しているならば連携機能を使えます。
本来業務を効率化させるために使うkontoneで作成したソフトウェアとfaximoを連携すると、送受信履歴だけでなくFAX自動返信や送受信履歴を再利用したFAX原稿作成といった日常業務で役立つツールを使用可能です。
faximo単体で使用する場合には、一般的なインターネットFAXとなりますが、名刺に記載する際に欠かせないFAX番号として03・045・06の3種類から選べます。
他のインターネットFAXでは050番号しか選べないことが多いので、新番発行とはなるものの長く使い続けることも可能です。
faximoの初期費用、月額料金、送信・受信料金をチェック
faximoの初回登録料は消費税込み1,188円、月額料金1,188円ですが請求書無しならば1,034円です。
FAX受信は1,000枚/月まで無料であって、1,001枚以降は9.9円/枚となります。
FAX送信は完全従量制の15.4円/枚となっていて、日本国内ならば全国一律料金です。
また、kintoneとの連携機能を使うためにはkintoneスタンダートコース1,650円に別途加入しておく必要があります。
faximoで取得可能な電話番号の種類は3種類
faximoで取得可能な電話番号は、03・045・06の市外局番から始まる電話番号です。
既に該当エリアの市外局番から始まるFAX番号を保有していても、残念ながら同番移行には対応していません。
しかし、転送電話機能があるならば、既存のFAX番号へ着信するFAXをfaximoで取得したFAX番号へ転送することは可能です。
転送電話の通話料が別途負担となるので、どうしても既存のFAX番号でなければ取引上困るという場合を除いて、faximoで取得したFAX番号を相手に伝えてFAX受信するか転送電話機能を使うか決める必要があります。
faximoでFAXを送信する際はメール送信する感覚で使える
faximo単体でFAX送信を行う場合には、普段使用しているメールソフトのアドレス欄に「送信先FAX番号@ml.faximo.jp」を入れて、件名・本文・添付ファイルを入力して送信するだけです。
件名については相手先へ送信される文書に含まれませんが、送信履歴をfaximo管理画面で確認する際にどの文書を送付したのか区別しやすくなります。
一方、kintoneとの連携でfaximoのFAX送信を行う際には、kintoneアプリ「FAX送受信[faximo]」を使ってFAXの送受信を行います。
3種類のアプリを使いFAX原稿の作成から送信までを自動と手動のどちらでも作成可能です。
既に受信済みのFAXに対して自動返信機能を使った定型FAX送信を行うこともできます。
faximoでFAXを受信する方法はメールアドレスを管理画面から設定するだけ
faximoで取得したFAX番号へFAXが届くと受信を行ったことを通知するメールが、faximoの管理画面に登録しているメールアドレスへ届きます。
添付されているファイルが受信したFAX文書となるので、添付ファイルを確認するか印刷してみましょう。
また、kintoneアプリ「FAX送受信[faximo]」で確認する場合には、faximo受信履歴アプリを開いてチェックしたいFAX文書を開くだけです。
日々の業務で使用しているPCならば、kintoneアプリを立ち上げておくだけでFAX着信があれば通知されます。
faximoは宛先を複数入力するだけで一斉送信可能
FAX送信を行う際にTO欄へ複数の「送信先FAX番号@ml.faximo.jp」を入れ、カンマとスペース1つを次々と入れる形式の場合に限り一斉送信可能です。
ただし、最大同時送信数は10宛先までとなっていて、添付ファイルは5MBまでという点に注意しましょう。
そして、CCやBCC欄へ入力した宛先へfaximoからFAX送信されることはありません。
全てTO欄へカンマとスペースで宛先を区切って入力した場合のみ、FAX一斉送信可能となります。
このため、11宛先以上へFAX送信したい場合には、2回以上に分けてFAX送信する必要があります。
faximoが役立つ場面は注文を受けることが多いメーカーや小売店
月間FAX受信枚数が1,000枚まで無料となるfaximoは、050番号を使わず03・045・06といった市外局番のFAX番号が割り当てられるので、注文書を受ける機会が多いメーカーや小売店で役立ちます。
大企業のように専属の部署や社内システムで固めるほどではない取引量ならば、FAX受信枚数が送信枚数を遥かに上回りつつ膨大なFAX受信量とはなりません。
kintoneスタンダートコースを導入して少ない社員数で業務を効率化させたいと考えている少数精鋭部隊が多い中小企業に向いています。
インターネットFAXには珍しくカスタマーサポートの休日緊急電話対応が可能
基本的にWEBメールフォームからの問い合わせならば、24時間いつでも受付しています。
しかし、実際にメール対応が行われるのは電話対応時間と同じ範囲内となり、faximoでは他社とは異なり緊急時の電話対応時間が平日だけでなく土日であっても対応しています。
平日ならば9:30~11:45及び12:45~18:00、休日については9:00~11:45及び12:45~17:00という時間内のみ緊急時対応の相談を実施中です。
faximoを解約する際の手続き方法について
faximoの解約申し込みは、faximo管理画面のアカウント設定画面内にある「退会申請フォーム」で行えます。
解約申し込みを行う際に、何も指定しなければ月末に解約が行われますが、「アカウントをすぐに停止する」という部分にチェックを入れて解約をすると即座に解約可能です。
受信済みのFAX文書をダウンロードできなくなるので、月末解約を行わない場合には注意しなければなりません。
インターネットFAXはfaximo以外にも様々なサービスがある
インターネットFAXサービスを選ぶ際には、faximoの強みである市外局番のFAX番号を割り当てられて受信枚数月間1,000枚無料という点をメリットに感じるかどうかです。
送信専用で構わなければ、基本料金や月額料金が発生しない秒速FAXやNetFAXといった送信専用タイプが選択肢に入ります。
一方、FAX受信枚数が月間1,000枚を毎月超えてしまうならば、eFAXのように受信枚数無制限で無料となるインターネットFAXが適しています。
インターネットFAX選びは、利用目的と送受信枚数や割り当てられる電話番号が050番号と市外局番のどちらかといった点を比較して決めれば満足度が高くなるはずです。