直筆サイン入り書類をアメリカへ送るのにFAXを使いました
とある学術研究会に参加するのに、身分証明として教授の直筆サイン入り書類を送る必要が出ました。
そのために、当時の大学の研究室からアメリカへFAXを送ったことがあります。
というよりも、今でもアメリカに限らず海外では「直筆サイン入り書類」を送るのにFAXを多用している印象ですね。
経費の処理や重要な事務書類など、直筆サインが入っているかが何より重要になる書類は全てFAXで送るようにいわれるのが通例です。
アメリカへFAXの送り方
さてFAXの送り方ですが、これは至って簡単。
FAX機器に原稿をセットしたあと、普通の国際電話と同様、国際電話識別番号である「010」を押し、次いで国番号(今回の場合はアメリカなので「1」)を押し、相手先FAX番号を押すだけ。
もし特定の通信業者を使いたいならば、国際電話識別番号の前につけます。
例えば相手先番号が「987-654-3210」で、NTTの回線(回線識別番号は「0033」)を使いたい場合、「0033-010-1-987-654-3210」と押せば自動的に相手先に繋がります。
あとはアメリカ側のFAXと繋がるのを待ち、送信を待つだけ
あとは向こう側のFAXと繋がるのを待ち、送信を待つだけです。
FAXの場合、信号の送受信時に必ず「ピーガガガー」というような音が聞こえますが、これは送受信がうまく行っている証拠。
この音のあとに原稿が読み込まれ、エラー無くきちんと送信完了すれば、確実に相手先に届いています。
アメリカに限らずFAXを送る際に注意する点
しかし注意したいのは相手先FAXが直接受信状態になっているか、メモリにためた上であとで印字・出力するタイプになっているかという点です。
海外に限らず、後者のFAXを使っている人は、特に注意が必要です。
大量のFAXを処理しなければいけない事務所や大企業に多いのですが、何らかの機器トラブルでメモリの内容が飛ぶと「FAXを送った」という事実ごと全て消去されてしまうということが起こります。
特に初めてFAXを送るという場合はこの点に気をつけるべきでしょう。
メールなどで相手先にちゃんと届いたかどうかを問い合わせると安心です。
また、その際には相手先担当者の名前もきちんと控えておくこと。
海外では意外と書類を雑に扱う人が多いですから、大事な書類の行き先をきちんと確認しておくのは必須です。