メールではなく想いが伝わるFAXを使う理由
メールやSNSが全盛の時代です。7〜8年ほど前営業をやってたころ職場では、クライアントにFAXで見積書を日に2度3度送信こともざらでした。
しかしこの頃は、外注の会社さんへの発注や企業向けセミナーの申し込みもメールやWeb経由ですし、手書きの書き込みが必要な文書も複合機のスキャン機能でPDFデータにしてメール添付します。
紙の書類として残しておく必要も無くなりますし、効率的に処理しなければならない会社同士の手続きにとっては、FAXよりもメールやWebなのでしょう。
それでも会社にはFAX専用機がありますし、我が家と私の実家には電話との複合機FAXがあります。
自宅のFAXは、主に妻が私の実家とのやりとりに利用します。
月に1〜2回の交信なので頻度は高くありませんが、バースデーギフトやお祝いごとなどのお礼や、里帰り訪問お伺いのための手紙代わりにFAXを使うのです。
私の親は高齢者ではありますが、パソコンもケータイも使うし、FAXも普通に使っています。
使い慣れたFAXは、とても便利です。ペンと紙で手紙を作ってFAXに入れて登録されたFAX番号へ宛ててスタートボタンを押すだけです。メールもSNSも簡単ですがなにか「気持ち」の入り込みが少ない気がします。
ただ、FAXがちょっとやっかいだと思われるところは、我が家の複合FAXの場合、受信するとデータが溜め込まれるだけで、紙を充填しないと印刷できず、すぐには読めません。
また、紙もそうですが印刷に必要なインクリボンなどの消耗品のメンテナンスも面倒です。携帯電話のメールと違って停電のときは、まったく使い物になりません。
メールとFAXをうまく連携できるサービスはないかと思います。
10年近く前、大手インターネットプロバイダがやっていたメールの内容をFAXで送信するサービスを使った記憶があります。
何かのサービスを申し込むにあたってどこかの企業宛に自分のメールアドレスからファックス送信をして成功し便利だったなと感心しました。
内容が手元に残りますし、未達かどうかもお知らせしてくれましたので安心して使えました。現在でも同類のサービスがあるようですが、送信に1枚あたり50円と費用がかかるので同じ目的で使う事はありません。
月額1,500円でパソコンやスマホのメールでFAXの送信・受信が出来るサービスがあるとのことですが、BtoBのサービスを行っている企業にとっては営業ツールとしてありかと考えます。
企業同士の交信・取引はメールやWeb経由が圧倒的に多いと思います。そんな中でDMが記憶に残ってよいと言われていますが大変なコストがかかります。
新規の営業や得意先への情報提供は、埋もれてしまうメールによりも紙のFAXの送信・受信が出来るサービスによるアプローチの方が企業の「想い」がより伝わるのはないでしょうか。