誤送信などの情報漏洩を防ぎセキュリティを向上させるFAXサーバー
FAXサーバーとは人力でFAX操作を行う際に起こりがちな誤送信などを防ぐことができるサーバーです。
現代において企業からの情報漏洩は致命傷となりうる重大な事案ですので、FAXサーバーを導入することにより自動的にセキュリティ対策を施すことができます。
これまでのような紙を用いたFAXですと、印字された紙の廃棄の方法などによっては社外に発注内容などが漏れたり、一般家庭のFAXへ注文書を送ってしまったりということが起きてしまいます。
FAXサーバーの構築には必要なスペックを備えたパソコンを用意し、FAXモデムも必要となります。さらに回線数に応じて各社より販売されているソフトのライセンスを購入しますが、スペックを満たしたFAX機やパソコンはこれまで使用していたものをそのまま流用することもできます。
FAXサーバーとして株式会社ハンモックの「DEFACT FAXサーバー」や日本ワムネット株式会社の「MultiPortFAX 4 Pro.」、そしてメガソフト株式会社の「STARFAX Server SDK」などが挙げられます。
FAXサーバーの利点は小売業などにおいて複数のFAX回線を取り扱う場合もFAX管理を集約できるとともに、ペーパーレス化を進めコストカットを図ることが可能という点です。
efaxなどのインターネットFAXサービスと比較をすると、やはりセキュリティが強固になることが利点です。
たとえば、これまでの送信履歴から送信先が間違っていないかを自動的に判断したり、社内の複数台にわたるFAX機を一台のサーバーパソコンで管理ができたりします。
さらに会社へ届いたFAXを自動的に振り分けをすることにより業務の効率化へとつながります。