父、母、私、家族それぞれの使い道があるFAX
メールが普及し、それからクラウドを使うようになって、FAXなんていうものはちょっと時代遅れに感じる人もいるかもしれません。
しかし我が家では、FAXは月に4,5回は使う、なくてはならない物です。
我が家のFAXは、電話と一体型なっているもので、番号は電話もFAXも同じです。初めてFAXしてもらうときも
「電話と同じだから」で済みます。
FAXの使い方は家族それぞれに違いますが、私の場合は最近、友達と地図のやりとりをしました。
地図なんてスマホの地図アプリなどで送れそうなものですが、行き方があまりにも難しくて、「図解」してもらうより他どうにもならない場所だったんです。
目印とか、一方通行とか、そういうものを手書きの図に書いてFAXで送ってもらいました。
父には、海外に住む姪っ子たちからFAXが送られてきました。可愛らしい子供の字で「おじいちゃん、はっぴーばーすでい!」と書かれた誕生日カードでした。
本当は郵送するはずだったのですが、
「ポストに入れるのを忘れて、今から送ったんじゃ誕生日に間に合わないから、FAXで」
ということでした。
最も頻繁に使うのは、母の介護のための、事業所とのやりとりです。
毎月一か月分のスケジュールを送ってもらうのです。送られてきたFAXをそのまま壁に張り出し、今日のヘルパーは誰それさんが来てくれるよ、明日は何々さんだよと、母に教えることができます。
母は目がわるく、画面を見ることができませんが、紙に印刷された文字ならかろうじて読むことができます。自分で文字を読むことで、「ああ誰それさんの名前がある」と納得し、覚えていられるのです。
メールで送られてきたものを印刷することもできるでしょうが、FAXならそんな手間もいらないので、これはとても重宝です。
ただ、FAXの欠点は画質が粗いことでしょう。
我が家が安物を使っているせいかもしれませんが、文字がどうしても小さいのです。
ヘルパーさんのスケジュールくらいなら問題ありませんが、大事な書類は、もし字がつぶれていて読めなかったら困るという理由でFAXは使いません。
近頃では、メールでFAXを送受信することができると知りました。とても便利だと思います。毎月の利用料が1500円となるとちょっと高い気はします。