KDDIが運営している法人向けインターネットFAXサービス、ペーパーレスFAX
ペーパーレスFAXは、KDDIが法人向けに提供しているインターネットFAXサービスです。
インターネットFAXサービスとは
インターネットFAXのサービスを手軽に利用出来るように番号を割り当て、その番号に送信されたFAXをネット上で見られるようにしています。
またメッセージや留守番電話も記録できるようになっており、様々な情報をこのサービス1つで纏めることができます。
勿論FAX送信のサービスも可能で、ネットで作ったテキストをそのまま送信できるようにしています。
KDDIのインターネットFAXサービスを利用するには?
このサービスは専用のアプリケーションを利用することとなるため、動作環境が整っていない場合は利用することができません。
推奨されているのはWindows Vistaと7であり、それ以外のOSでは動作しない可能性があります。
またCPUが1GHz以上必要となっており、昔のパソコンではスペック不足で動作が鈍くなる恐れがあります。
ブラウザはIE8以上を推奨としていますが、それ以前のタイプでも閲覧は可能です。
またペーパーレスFAXを利用すると、基本的にPDF形式化TIF形式でFAXを受信することとなります。
他にもソフトが必要です。
この閲覧ソフトが無い場合は見られないので、閲覧ソフトを導入しなければなりません。
また留守番電話やメッセージを聞きたい場合は、WAV形式の音声を聞くことができるソフトが必要です。
標準で装備されているソフトでも十分に対応できることが多いので、足りない場合だけ用意することとなります。
インターネットFAXサービスの申込みは、ホームページからできます。
申込み方法はインターネット上にあるホームページから行うこととなります。
ネット上のホームページからKDDIが情報を審査し、本人の確認を取った上で開通処理を行います。
これには5営業日くらい必要となりますので、暫くは待つこととなります。
完了した段階で利用可能となり、FAXをネット上で受信できるようになります。
インターネットFAXサービスの利用方法。
基本的にお試し期間は用意されておらず、最初から料金の支払いをすることとなります。
取得できる番号は独自に作られている番号であり、自宅の番号を利用する方法は用意されていません。
そのため自分が手に入れた番号のみを対象として利用すると考えてください。
送信方法は単純な構成となっています。
ワードやエクセルを利用して作成したファイルを、アドレス帳や自分で入力した番号に送信します。
ファイルはパソコンから選ぶ形となっており、分かりやすいようにしていれば迷うことはありません。
指定した番号全てに送信が行われます。
閲覧は届いているFAXをクリックすれば可能となります。
クリック後に対応しているソフトが起動して、FAXの内容を閲覧できるようになっているのです。
簡単に見られるようになっていますし、アプリや携帯電話にも対応しているので、何処でも見られるようになっています。
インターネットFAXサービス利用の注意点は、送信は1度に5MBまでしか行えないことです。
なお制限として、送信は1度に5MBまでしか行えないこと、用意されている容量は100MBなので、足りない場合は追加で増やしてもらうこととなります。
インターネットFAXサービスの料金。
料金は初期費用1000円に基本料金の950円が加えられます。
受信については全て無料となっており、300枚受信しても料金は必要ありません。
一方送信は1枚15円となっており、10枚だと150円、300枚では4500円必要となります。
なおペーパーレスFAXの間であれば料金は発生しないこととなっています。
支払いはコンビニだけでなく、口座振替が可能となっています。
インターネットFAXサービスの解約の仕方。
どうしても解約したい場合は、まず解約申込書をダウンロードして、その内容を記入します。
次に解約したい月の25日までにメールか郵送で送り、解約することをKDDI側に伝えることとなります。
25日までの分は当月中に解約となりますが、26日以降は翌月以降となります。
インターネットFAXサービスのメリットは、同じソフトを導入している人であれば無料でFAXが利用できます。
このペーパーレスFAXを導入するメリットは、同じソフトを導入している人であれば無料でFAXが利用できる点にあります。
相手側もペーパーレスFAXを利用していれば、受信だけでなく送信も無料にできるメリットがあるのです。
また受信だけなら無料ですし、留守番電話やメッセージも受信できるため、他のFAXにはないメリットを受けることができます。
インターネットFAXサービスのデメリットは、独自の番号を必ず手に入れなければ利用できないことです。
一方で自宅の番号をペーパーレスFAXに利用することが出来ないため、独自の番号を必ず手に入れなければならない点はデメリットとなります。
送信の金額も固定で15円と決められており、ペーパーレスFAXを利用している人がいなかった場合は割高となりやすいです。
対応しているOSが少ないため、パソコン上では閲覧できない恐れもあり、昔のパソコンを持っている人には使いづらいタイプとなっています。