田舎で一人暮らしの耳の不自由な母親との通信手段はFAXが一番
私の家では、私の義理の父親、即ち私の家内の父親が亡くなった時にFAXを購入しました。
FAXを購入したのは5年前
今から5年ほど前のことです。
私の家内には姉が一人に弟が二人いま。
が、当時FAXを持っていなかった姉夫婦の家でも、この時にFAXを購入しています。
購入したのはPanasonic社製の「おたっくす(品番:KX-PW508DL)」
FAXはメルカリで中古のPanasonic社製の「おたっくす(品番:KX-PW508DL)」を5,600円で1台購入しました。
またこの時、実家にもFAXがなかったので、実家の分は長男が購入しています。
義父が亡くなってFAXを購入した理由
義理の父親が亡くなったタイミングでFAXを購入したのには、それなりの理由があります。
家内の実家は中央本線の藤野駅から、徒歩だと約2時間、車でも20分ほどは掛かる山の中。
で、辺りには渓流が流れ、サルやイノシシも出没する陣馬山の麓にあります。
姉や弟達は、既に皆実家を出て都心や他県で暮らしています。
義理の父親が亡くなった後には、実家には義理の母親が一人で暮らしています。
義理の母親は今も元気。
裏山にある畑で、日中などは畑仕事が出来るぐらいに達者です。
が、若い頃から耳を患っていて、今では左の耳は殆ど聞こえないということです。
右の耳も補聴器を使ってはいるのですが、余り聞こえないようです。
まだ畑仕事が出来て体は動くとはいっても、既に90歳近い高齢。
定期的に藤野駅の近くの病院に行ったり、買い物をしたりする際には、今は我家と姉夫婦が交代で連れて行きます。
病院などでは、先生の話しが聞き取れないので、家族同伴で来院するように言われています。
実家の畑で畑仕事をしている時に、郵便配達が来ても全く気付きません。
それぐらい耳が不自由なのです。
電話しても相手が聞き取れない
以前、よく家内が実家の母親に電話をしているのを聞いていました。
が、大声で受話器に向かって何回も同じことをしゃべっていました。
が、殆ど通じていなかったようです。
このような状況の母親が山奥で暮らしています。
なので、父親が亡くなった時に兄弟で相談して、実家にFAXを置き、それを使って母親との連絡手段にしたのです。
FAXなら、年寄りの母親でも使える
FAXなら、年寄りの母親でも使えるし、メールのように年寄りには煩わしいキー入力も必要ありません。
また、高齢で物忘れも心配ですが、FAXなら紙で記録を何時でも見ることが出来ます。
お陰で今では、電話口で大声でしゃべっている家内の姿を見掛けることはなくなりました。
FAXはそろそろ買い替えの時期
今使っているFAXは、中古で購入してから既に5年が経過しています。
以前調子が悪くなり修理を依頼したことがありました。
が、その時、この機種は既に製造中止になっていて、今後はサポート出来ないかもしれないと言われました。
そろそろ買い替えの時期と考えています。
我家でのFAXの使用は、殆どが義理の母親との通信が目的です。
なので、今度FAXを購入する時は、電話機能のない出来るだけシンプルな機種にしようと思っています。
送る側は、姉妹兄弟間で1つの回線で使えて、メールやスマホからFAXが送れるefaxがいいかなと検討しています。