パソコンが苦手な姉とのやり取りは、今でも懐かしい三洋電機のパーソナルファクシミリSFX-DW710を、つかってのFAXです
数年前に仕事で使用するために購入した三洋電機のパーソナルファクシミリSFX-DW710。
時が経つにつれ、使用頻度は下がっています。
FAXを使い続けている理由
でも、私には手放せない理由があります。
それはFAXでしかできない、姉とのやり取りをしているからです。
姉は以前息子たちが通う小学校でPTAの役員をしておりました。
入学式や卒業式、その他行事があるたびに作文を書くのが仕事のひとつでした。
姉はそういったことを得意とはしていませんでしたが、一生懸命に取り組んでいました。
でも、やはり不安があったのでしょう。
読書好きで文章を書くのも得意な私にチェックを頼んできました。
原稿のチェックをFAXで
私も力になりたかったので引き受けたものの、姉と私はかなり離れたところに暮らしています。
そして、姉はパソコンが苦手で紙に書いた文章を私に見せる手段は限られていました。
そう、それがFAXです。
その頃は仕事でFAXを使う機会はほとんどなくなっていました。
なので、私の抱いた感想は「捨てなくてよかった」でした。
でも、姉から送信されたFAXを見てその考えは変わりました。
懐かしい姉の文字を目にして感動してしまったのです。
離れて暮らし、それぞれ仕事や子育てで忙しく、まれに顔を合わせたところで互いの文字なんて見る機会はありません。
だから、久しぶりに目にした姉の文字に懐かしさが込みあげました。
私が学生の頃、朝早くに起きてわざわざお弁当を作ってくれた姉の「お弁当を持っていってね」というメモを思い出しました。
ネットの時代ですが、FAXにも魅力はある
メールやグループメッセージはとても便利ですし、今後それらの使用頻度がどんどん増えると思います。
でも、FAXにはFAXにしかない魅力もあると感じています。
ですので、以前はFAX機能のない電話機に買い換えようと思っていました。
が、やっぱり買い換えるなら、操作性がシンプルで、文字が綺麗に印字されるFAXを選びたいと思います。