今話題沸騰の「光回線」で、FAXが使えるのか調べてみました。
みなさんは、FAXをご存じでしょうか。
紙に書いた文書を電話回線で相手に送る通信方法です。
メールやインターネットが普及する前に流行ったものです。
一時期は各家庭に1台、FAX機能付きの電話が置いてあることもありました。
が、メールやインターネット、スマートフォンの普及によってすっかり姿を見かけなくなりました。
FAXは、光ファイバーケーブルを利用した「光通信」が登場
FAXは、主に「電話回線」を使用していました。
ですが、2000年頃より、光ファイバーケーブルを利用した「光通信」が登場。
従来の電話より高速に通信できます。
電話回線は電線に電気信号を送って通信するしくみです。
光通信は専用線(光ファイバーケーブル)に光を送って通信するしくみとなっています。
光通信の方が圧倒的に速く
通信速度は、光通信の方が圧倒的に速いです。
電話回線が下り50Mbps、上り12Mbps。
これに対し、光回線は上り/下り共に 1Gbps。
下りで20倍、上りで83倍もの差があります。
今までのFAXが光通信で使えるのか?
従来の電話回線用に作られたFAXが、新たに登場した光ファイバアーケーブルで通信できるか、疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
これは「使えます」。
電話回線と光ファイバーケーブルは、物理的な通信経路は異なります。
が、電話の「音声」やFAXの「文字データ」を電話回線や光ファイバーケーブルに流しやすい形に加工してます。
その後、相手に送信。
相手側で元の形の「音声」や「文字データ」に復元します。
つまり、通信経路に流しやすい形に加工するだけなので、電話回線でも、光回線でも、どちらでもFAXを利用する事が出来るのです。
光電話のサービス料金にFAX料金が含まれています
FAXは、光電話のサービス料金に含まれていますので、追加料金など発生せず利用することができます。
契約したプロバイダから提供されるホームゲートウェイと呼ばれる機器にFAX機能付き電話機を接続するだけでOKです。
これで、電話もFAXも両方使えます。
ただし、光回線でFAXを使用するためには、光回線を提供しているプロバイダとの契約が必要になりますので、ご注意下さい。
電話サービスを提供している会社は、NTT、ソフトバンク、KDDIの3社
現在、光電話サービスを提供している会社は、NTT、ソフトバンク、KDDIの3社あります。
価格の差異はありますが、音声や通信速度の差異はほぼありません。
なので、ご自身のご都合に合わせてチョイス頂ければ問題ありません。
いまどきのFAXの使い途
最近すっかり使われなくなったFAX。
ですが、手書きの文字や絵を送る事ができます。
なので、ご両親や学校の恩師、お世話になった方に、手書きメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。
その際、光回線を使う事で、高速に送る事ができます。
手書きで書いたメッセージをスマホで写真に撮って送る事もできますが、ひと手間掛ける事で、受け手にちょっとしたサプライズになるかと思います。
「光回線」で、FAXが利用可能か、という疑問についてお話してきました。
電話回線、光回線、どちらでもFAXは利用可能である事、光回線の方が速い事、光回線を使うためには契約が必要な事をお伝えしました。
もしも、光回線をご契約済で、ご自宅に眠っているFAXがある方は、一度光回線でFAXを送ってみてはいかがでしょうか。
何か新しい発見があるかもしれません。
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