不動産業界のFAX事情。もっとこうなればいいのにと思うこと。
私が働いている会社は、駅ビルの1階にあります。
駅前の通りに面しているため、学校帰りや会社帰りのお客様が多いです。
お店は約10坪の広さで、従業員は営業3人、事務2人の5人で働いています。
毎月だいたい30人くらいが来店されます。
(繁忙期はもっと多いです)
業務内容は主に3つ
業務内容は主に3つです。
1.賃貸仲介
賃貸アパートの仲介を行っています。
賃貸の部屋を探しているお客様に物件を紹介し、ご案内するお仕事です。
2.家賃管理
オーナーに変わり、各入居者から家賃を徴収し、徴収した家賃をオーナーに支払います。
期日までに家賃が支払われない場合は、督促業務もします。
今は家賃保証会社をつけることが多いですが、昔からの入居者だと保証会社がついていません。
本人及び連帯保証人に督促をしますが、なかな滞納回復までは難しく、ひと月遅れが常態化してしまっている契約者もいます。
3.管理している物件の管理
マンションやアパートの共用部分や、室内の専有部分に問題や不具合が発生した場合、入居者とオーナーの間や入居者同士の間に入ります。
共用部分だと、ゴミ捨てのマナーの問題や、放置自転車の問題。
専有部分だと、お湯が出なくなった、上の階からの騒音が響いてうるさい・・・などです。
直接オーナーに連絡するのではなく、一度当社で連絡を受けて対応し、費用が発生する場合はオーナーに相談して工事を発注する・・・といった流れです。
不動産業界にFAXは必要?
さて、タイトルの「不動産業界にFAXは必要か」ですが、改めて考えるとあまりFAXは使っていないんですよね。
確かにすこし前は、物件をもっている不動産会社から「お客さんを見つけて下さい〜!」と物件資料のFAXが大量に送られてきていました。
不動産業界用語で、物件をもっている不動産会社を元付業者、お客様をつける業者を客付業者と呼びます。
元付業者は主にオーナーから仲介手数料、客付業者はお客様から仲介手数料を頂きます。
私が働いている会社は元付業者的な面が大半なので、どちらかというと資料を送る側です。
が、自分たちでなるべくお客様をつけたいので、他の業者に資料をFAXで送ることはほとんどありません。
ただ、今はFAXよりも電話、または電話後メールで資料送付のケースがほとんどです。
メールのほうが写真もカラーで見れて綺麗ですしね。
あとは、上記の仕事内容のうち3で工事を発注するときぐらいでしょうか。
不動産会社がFAXを送るのは、工事業者へが多い
業者にもよりますが、工事の見積もり依頼をするときに内容をFAXで送ったり、見積書がFAXで送られてきたりします。
業者さんは外出していることが多いので、電話だとメモが取れない場合があります。
物件名、部屋番号、入居者名、連絡先など伝えることは多いので、電話だけで覚えるのは到底無理。
なので、「言った」「言わない」にならないように、FAXで送るようにしています。
依頼した控えが残るので、管理も楽です。
FAXが一番役に立っているのは、業者さんとのやり取り
こう考えると、FAXが一番役に立っているのは、業者さんとのやり取りですね。
ただ、うちの会社で使っているFAX機だと、送信日時や送信元名やFAX番号が印字されてしまいます。
オーナーに見積もりを渡すときに、それらの印字を修正テープで消すのが地味に面倒くさいです(笑)
どこからFAXがきたか、FAX番号などは十分わかっているので、わざわざ印字しなくても・・・。
そこが改善されたらいいなと思います。
外に出ている営業さんも外でFAXの送受信ができれば便利
営業の人も外に出ていることが多いです。
なので、会社に戻ってきてからFAXを送ったり、届いたFAXを確認したりして、それからFAXに係る業務をするので、残業になりがちです。
事務である私たちも、重要そうなFAXが届いたら営業にすぐに連絡したほうがいいのか、あとでいいのか迷うことがあります。
営業担当が直接外出先でもFAXを受信したり送信できれば、ちょっとした空き時間にできて効率的です。
時間もかからないので、不具合などで困っている入居者の方も不満も早く解決できます。
入居者が対応に満足していただければ、長く住み続けてくれるかも・・・とつながっていくと期待しています。
今のところはFAXも必要
メールで済むケースもあると思いますが、パソコン操作が苦手な業者さんもいるので、今のところはFAXも必要だと感じます。
今のように在宅ワークが求められる環境であれば、なおさらスマホやタブレットで送受信できることが必要不可欠ですね。